早期ゼミ HCD・UX

◎ワークショップを通し、次の2つのことについて取り組んだ。

・絆創膏の行動観察

・その人の「好き」を探るインタビュー 

 

前半の1時間は、主にHCD(Human Centerd Design)とUX(User Experience)について

イノベーションとは何か、ウォンツとニーズの違いはどこにあるのか、ユーザーが価値を生み出すとはいったいどういうことなのか、例を交えながら考える時間であった。

イノベーション、、自分はよく耳にするが「技術革新とかそういう感じの何かだよなあ」と曖昧な概念しか抱けていなかった。

今回、そのイノベーションというワードが、新結合(既存のアイデアの新しい組み合わせ)という意味でもあること、社会のニーズを利用者視点で見極めて新しい価値に結び付けることなのだと知り、より一層理解が深まった。

 

ユーザーの要求を満たす製品を実現させるには、ユーザーを知ることが前提である。成功している企業は”顧客を創造する”というが、そのためには調査・分析・検証・評価の入念なサイクルが行われることが必要不可欠だ。ワークショップで行った行動観察と「好き」を探るインタビューは、HCD及びUXのプロセスにおいて有効な手段のひとつであると感じた。

 

〈 ワークショップ 〉

1.絆創膏を貼る際の行動観察+デザインの考案

怪我人役:1グループのうち2名  他、観察・記録者

「利き腕を負傷し、動かすことができない」という設定の下、逆利き手で絆創膏を貼り、観察者はその際の行動、発話、気づきを記録するというもの。

f:id:NYAmax:20210804165130j:plain

ワークシート

ご覧の通り、無意識にとった行動まで事細かに記録されていてかなりシュールだが、この作業ステップと発話から①箱が開けづらい②ちぎりにくい③袋から取り出しにくいという問題点が見つかった。そこで、絆創膏をセロハンテープ型にして、片手で引っ張り、カッター部分で簡単に切り取れるようなものを考えた。

 

問題点をすべて解決したかのように思えたが、①安定性を保つのに重くなりそう②土台が必須であるため携帯しづらいというデメリットを発見。

便利さを追求したつもりが、かえって不便にさせてしまったような気がする。何かを解決しようとすると、別の何かがダメになるのか。すべてを完璧にするって難しい、、

 

2.インタビューから「好き」を探る

インタビュイー:1名 インタビュアー:2名 記録者:1名

「好きな〇〇」について質疑応答する。私のグループは好きなアイドルについてのインタビューを行った。(ただしWhy系の質問は)

f:id:NYAmax:20210804174531j:plain

インタビュー結果のまとめ

次に、どういうところが好きなのか、何をしているときが輝いて見えるのかなどの質問に対して、インタビュイーが答えた内容を分析した。

上位下位関係分析というものだそうで、ユーザーの本質的欲求を探るのにいいみたい。

インタビューで得られた内容をもとに、下から行為行為の目標欲求と遡って分析。

アイドルに対しての行為や事象は、「自分もそうなりたい」「楽しい生活を送りたい」「一番のファンになりたい」「いつも一緒にいたい」という欲求が根底にあるから生まれてくるのだと気づいた。(これ、分析されるとものすごく恥ずかしいのでは、、?)

 

と、いうような感じで2回目のゼミが終了

こうして思考を言語化するのは、意外と時間がかかる。が、後で見返したり、他のブログと比較するのに大いに役立つだろうなと思う。何を学んだか書くことはもちろん大事だが、その時自分がどう感じたかを忘れないように記録することが1番大事。

ゼミの活動以外でも、日常で気づいたことなどを気軽に残せたらと思う。